私達・人間は誕生から年を重ねる毎に、成長から老齢化へと、そして死を迎えます。
髪の毛も誕生から一定期間を経て寿命があり、その流れを「毛髪サイクル」と言います。
人間の寿命は平均80年ですが、毛髪の一生は5年サイクルと言われます。
毛髪の誕生から、発生期・成長期(3年から5年)・退化期(2ヶ月)・休止期(5ヶ月)そして毛髪の誕生と、一定の周期を繰り返すわけです。
脱毛・薄毛でお悩みの方の要因比率は、遺伝が50%、ヘルメットを被るお仕事等の社会要因が20%、日常での生活習慣要因が20%、病的または精神的要因が10%と言われます。先程の毛髪サイクルの中で、なんらかの脱毛要因が重なった場合、毛髪の成長期間が短くなり、すぐ退化期を迎えます。
この状態のサイクル時期を、脱毛・薄毛と診断します。
簡単に言うと、成長する毛髪本数よりも退化する毛髪本数が多いと、本人が最近髪の毛が少なくなったと感じるわけです。
まず、病的・精神的による脱毛原因は、回復治癒力が高いです。元々は健康サイクルだったのが急激に退化するわけですから、その根本原因が治癒すると本来のサイクルに戻るわけです。
本人が気付かなくとも、職場転勤や過重労務等の精神的苦痛を感じた場合にも、起こりうる可能性があります。この場合でも、元々は健康サイクルなわけですから、病院で処方箋を受けなくても、6ヶ月から、長くても2年以内で回復されるとも聞きます。
遺伝性による自分の毛髪の成長力が遅行する場合でも、また残りの社会要因や生活習慣要因でも、自助努力で、毛髪の退化を遅らせる事ができるものと考えます。
男性の場合、35才を過ぎると男性ホルモンが活発化し、朝・洗髪しても夕方にはギトギトやベタベタになるくらい頭皮の脂や肌の脂質活性が起こります。年齢を重ねるとこの脂が臭いも引き起こし体臭ともなります。発毛にはこの脂が大敵です。どんな高級な養毛剤を塗布しても、頭皮の毛穴がこの脂で詰まりますと、理科でご存知のように「水と油」で浸透されにくくもなります。
女性用のシャンプーは、ドライヤーの熱風で毎日・髪を乾燥させますからしっとりさせるオイル分も配合されています。なので発毛を考えている男性の場合、このシャンプーも大敵と考えます。石鹸で頭を洗われた事がある方はお分かりでしょう。キュッキュッしますよね。あの時が一番浸透しやすいわけです。養毛剤がコポコポ浸透していると感じる事ができると思います。洗髪し養毛剤を塗布する際、女性用シャンプーと石鹸とで、違いを感じてみて下さい。どんな高級な養毛剤も安価な養毛剤も浸透しなければ意味がありません。
では結論へ移ります。
石鹸でシャンプーをは、言い過ぎましたが、通常使用しているシャンプーだけでは頭皮のしつこい脂は分解できません。シャンプー前に、頭皮毛穴洗浄のクレンジング(市販であります)を塗布し、頭皮の脂を分解します。
次に、洗浄効果の高いシャンプー(先程は石鹸と例えましたが・女性用油分配合以外のシャンプー)で洗髪、そして養毛剤の塗布。この3本立てが必要と考えます。
後は、脂を活性化させない生活習慣を心掛ける努力となります。いつまでも、さわやかな森林に風が吹き込むような頭皮に、なってほしいものです。
終わりになりますが、当店ではこの「育毛システム」を体験する事ができます。
日常生活において、このような事してほしいと言うアドバイス的なものではありますが、
この機会にぜひ御体験下さいませ。
追伸・このレポートをお読みの、各社・各スタイリスト・各毛髪研究者様と、
意見の相違があるかと思われますが、当店独自で研究または経験・調査を行った結果の、
髪切屋NOW理論である事をご理解下さいませ。